PR

四季成りいちご種の植え付け方法!市販のいちごから種を採って育ててみた{種まき編}

いちご
記事内に広告が含まれています。

自分のいちごを育ててみたいと思いませんか?

いちごは通常ランナーと呼ばれるいちごの株から出てくる小苗から苗を作りますが、種から作る方法もあります。

ただしいちごの品種というのは、ランナーから苗を採らずに種から育てると品種が引き継がれません(種から育てる品種も一部ありますが)。

いちごを種から育てるのは難しいと言われていますが、果たしてどうなのか?

やってみましょう!

スポンサーリンク

種を採るいちごを選ぶ

まず、種を採るためのいちごを選びます。

品種は「なつあかり」で夏秋いちごです。

丸くてかわいいですね!おいしそうです!

このいちご4個分から種を採り、育てていきます。

画像右下のいちごですが、青い種(まだ熟していない種)もあります。

果たしてこの青い種からも芽はでるのでしょうか?

いちごの種を乾燥させる

いちごの種の部分を残して表面だけはぎとりました(中身はおいしくいただきました)。

そして、キッチンペーパーの上にのせ挟み込み「オモシ」を乗せて水気を切ります。

さらに、約1週間ほど放置して乾燥させたものが上の写真になります。

いちごの種を採る

いちごの種を採ります。

種を取るのが面倒だという方は市販品もあるのでそちらを購入してみるといいかも

採り方は金属類を使うと種を傷つけてしまう恐れがあるので、爪でガリガリとほじくりました。

感触はドライフルーツ気味になっており少しブヨブヨ感が残っていましたが、とりあえず問題なく採れました。

上の写真はいちごから種を採ったあとの写真です。

数えてはいませんが100粒くらいあるのかな?

いちごの種に冬を錯覚させるのと乾燥をさせるため、冷蔵庫で一定期間(3週間~一か月程)保存します。

いちごの種蒔きに使ったもの

続いて種蒔きの準備をします。

「サカタのタネ」から販売されている育苗資材の「ピートバン」です。

主原料がココピートで出来ている培養土が5枚と紙製のトレーが5枚入っています。

初期肥料入りph調整済みなので、土を1から作る手間がいりません。

水を目いっぱい含ませると3日ほど保水してくれるので水やりの手間がありません

次に、いちごの種蒔きをするところまでピートバンの使い方を交えて解説していきます。

いちごの種まき工程
  • その1
    ピートバンを用意

    まずは袋から器と土を取り出し、写真のようにセットします。

    簡単です。出して置くだけです。

  • その2
    水を浸します

    トレーに水を入れていきます。

    水を足していくと、培土が水を吸ってどんどん膨らんでいきます。

    量は1リットルほど使いました。

  • その3
    浸し前後を比較

    水を浸す前後を比較。

    厚みが全然違います。どんどん膨らんできますが、水のあげすぎに注意です。

    受け皿に水が溜まるくらいになったら吸水が限界にきた合図です。

  • その4
    種を撒きます

    種を蒔いていきます。

    種蒔きといったら土に埋め込んでいく方法もありますが、いちごの種は細かいので土の上にバラマキのみにしていきます。

とても簡単です。

サクッと説明が終わってしまいました!

発芽までの管理

種を蒔くところまでできたら、後は発芽を待つだけです。

やることと言ったら

  • ・水やり
  • ・照光(芽が出たら)
  • ・温度管理(25度付近を目安に安定させる)

この3点ですが、発芽後は水やりに関して注意が必要です。

いちごの種は小さく、水を直接かけると流されてしまうのでトレーの隙間から下に流し、底面からピートバンに水を吸わせる形で水やりをします。

この方法でも、種はきちんと水に反応して芽を出してくれます。

1ヶ月後

種蒔きから1ヶ月経過後、ようやく芽が出て来ました。

水やりは3日~4日に一度ピートバンが十分に湿る程度にあげます。

なかなか芽が出てこないので根気よくやっていく必要があります。

1ヶ月半後

そして1ヶ月半経過の状態がこちら。

双葉から本葉が展開してきました。

ちゃんといちごの葉になっていて、葉も丸く、いかにも「あかちゃん」といった感じがします。

2ヵ月後

そして種蒔きから2ヵ月程になりました。

本葉4枚目が展開してきて、根元もクラウンっぽいものができてきました。

根っこからの茎が下に押し返される事無く株の重みでピートバンにゆっくり降りていきました。

このままクラウンから根を張っていくのか、茎が短くなっていくのかの動向を観察する必要があります。

種まきから2ヵ月後の全体像

さいごに種蒔きから2ヵ月後の状態です。

ざっと20株くらい芽がでました。

発芽時期はまちまちで、種蒔き後1ヶ月から1ヶ月半にかけて発芽してきました。

おおよそ100粒種を蒔いて芽だしが20株程なので発芽率は約20%。

ただし種の選別はしていないので、その状態での発芽率20%はいい方なのではないでしょうか?

写真内で気になっているとは思いますが、ピートバン表面にある白いものは「カビ」です。

取り扱い説明には、品質には影響はないとの記載はありますが、気になる方は表面に霧吹きなどである程度湿り気を持たせれば、カビが表面化するのを緩和できます。

さいごに

このように、いちごから種を採取して育てるのは、意外と簡単にできました。

採れた苗からはそれぞれ親の遺伝子を引きつがず、新しい味覚をもたらすいちごになります。

甘いいちごになるのか?酸っぱいいちごになるのか?

大ぶり小ぶり、さまざまな個性的ないちごになってくれるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました